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カリスト

​月の女神アルテミスに使える侍女。

​アルテミス陣営の統括者なのか?

カリストの肩書は「アルテミスの侍女」である。

ただ、この侍女というものが天界のアルテミス勢力内においてどの様な位置づけなのかは詳しく述べられていない。

文字通り単なる小間使いなのか、それとも陣営を指揮する統括者なのか、その辺りは不明である。

だが、月衛士やラスクムーンに指示を下せる立場にある事から、カリストの地位が相当高いのは確かだ。

おそらく聖域でいえば教皇、冥王軍でいえばパンドラに相当するポジションなのだろうか。

カリストのメインホーム(?)は神々の居住地オリンポスである。

 

姿形は人間の女性そのものだが、地上に生きる人間とは別の種族なのか否かも一切分らない。

年齢の概念があるのかも不明だが、瞬をぼうや、アテナを小娘と呼ぶシーンがあるので二人よりは年上(?)と思われる。

もっとも、こういった設定が作中で明らかになる事はないだろうが…。

アテナは主アルテミスを苦しめる存在

カリストから見ればアテナは主アルテミスの妹にあたるが、ポセイドンやハーデスを討ち果たしたアテナを十二神の元凶と見なしている。

愛を以て人間に歩み寄ろうとするアテナを、神でありながらその本分を分かっていない小娘と認識しているのだ。

アルテミスは人間に対して何の興味も持ってはいないが、妹のアテナには姉妹愛とも受け取れる情愛を示している。

 

その態度を諫めながらも神の怒りを買いつつあるアテナの身の上を案じてもいる。

それ故に、カリストにすればアテナは主アルテミスの心を苦しめる存在という事になるのだろう。

 

カリストは内密にアテナを亡き者にしようと企て、その抹殺指令を遊撃隊長ラスクムーンに下した。

そして囚われの斗馬に星矢抹殺を命じる。

時間の流れに逆らって過去に赴こうとするアテナの目的は、冥王の剣によってあと三日の命となった星矢の命を救うためである。

​カリストにすれば、星矢さえいなければアテナが過去に行く事も無く、そしてアルテミスも心を痛めずに済んだわけだ。

作中でのカリストの行動は独断ではあるが、すべてアルテミスを思っての決断でもある。

そしてその決断が、斗馬と氷河の因縁など漫画的に新たな展開を生み出す形にも繋がっている。

​NDでオリンポスという新たな舞台が登場したが、そこからの脅威はすべてカリストによって引き起こされているのだ。

 

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