
ブラックペガサス
暗黒四天王(ブラックフォー)のひとり。
富士の地底の洞窟で星矢と戦った。
星矢との流星拳対決
青銅と暗黒の2人のペガサスによるこの戦いは、わずか10ページにも満たない短期決着となった。
バトル内容はブラックペガサスが先制の暗黒流星拳を放ち、お返しとばかりに星矢がペガサス流星拳を撃ち返すだけである。
必殺の暗黒流星拳は、文字通り黒色に彩られた無数の流星が飛び交う拳技だが、そのほとんどを星矢にかわされてしまう。
一応5~6発ほどヒットしていた模様だが、紫龍の血とジャミールのムウによって修復された新生聖衣を装着していた星矢にはノーダメージだった。
星矢が言うには、修復前の聖衣だったら致命傷を受けていたらしいので、決してブラックペガサスの攻撃力が低いわけではないのだろう。
しかし流星拳の威力は、やはり正規のペガサスの聖闘士にして主人公である星矢の方に軍配が上がった。
星矢の放った流星拳をことごとく食らい、ブラックペガサスは敗れ去る。
戦った星矢の感想は「手ごたえのないヤツ」であった。
黒死拳の恐怖
しかしブラックペガサスの、いや正確には暗黒流星拳の真の恐ろしさはこの後に訪れることになる。
別名「黒死拳」と呼ばれるこの拳を食らった個所には黒い斑点が生じ、燃えるような苦しさを伴う。
そして斑点は体中に広がっていき、やがては全身が黒色に覆われて死に至るのだ。
この黒死拳の恐ろしいところは、聖衣の防御力を無視してその効果が発揮される点である。
事実、この拳を食らった星矢は物理ダメージこそほぼゼロだったものの、その後の黒い斑点の禍々しい効果に苦しむことになった。
ちなみにあまりの苦しさに星矢が聖衣を脱ぎ捨てたため、修復したばかりの新生ペガサス聖衣は暗黒聖闘士編ではこのブラックペガサス戦のみの装着で終わった。
ダサいヘッドギアパーツが不評だったため、それを今後登場させなかった点においてはブラックペガサスの手柄と言える。