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​カメレオン座のジュネ

カメレオン座の青銅聖闘士。

魔鈴やシャイナと並ぶ作中でも数少ない女聖闘士だが、女青銅聖闘士は今のところジュネだけである。

 

(カメレオンの尾の部位)を用いた攻撃を得意とするらしい。

カメレオンの聖衣デザインがやたら刺々しく、フット部分はハイヒールになっているので、その出で立ちはSMの女王様スタイルに近いものがある。

 

カメレオンといえば保護色による背景同化能力が有名だが、それを用いずに鞭使いにするあたり作者のセンスは凡人のそれではないと言えるかもしれない。

​瞬への想い

師はケフェウスのダイダロスであり瞬の姉弟子にあたる。

修行地は地獄の島と呼ばれるアンドロメダ島である。

 

同じ聖闘士候補生という境遇からか、修行中の瞬を何度も介抱していたようだ。

自身も訓練中の身でありながら瞬の身を案じ、「瞬は優しすぎるから聖闘士に向いていない。早く日本に帰れ」と何度も諭していた。

 

その情景の裏にはやはり年頃の乙女心も働いていたのだろう。

 

ストーリーが聖域12宮編に差し掛かろうとする正にその時、ジュネは瞬の前に現れた。

その目的は瞬を聖域に行かせないためである。

 

師のダイダロスは教皇の招集に従わなかったために反逆者と見なされ、刺客として遣わされた魚座のアフロディーテに倒された。

詳しい経緯は不明だが、「あの強大なダイダロス先生だってアフロディーテにはまるで歯が立たず殺された」とのセリフがあるので、その一部始終をジュネは見ていたのかもしれない。

 

黄金聖闘士の圧倒的な力を目の当たりにしたからこそ、愛する瞬を死なせたくなかったのだろう。

ジュネは瞬の前で自ら仮面を外して素顔を晒した。

女聖闘士が仮面の下の素顔を見られるのは裸を見られる以上に屈辱であるにもかかわらず、である。

事実上の愛の告白でもあり、ジュネにすれば身も心も投げ打っての足止めだったのだろう。

 

しかし瞬はアテナの聖闘士として、そして師の仇を討つという男としての選択をした。

ジュネは瞬の当て身を食らって気を失い、城戸邸に一時預けられることになった。

それ以降登場シーンが無いので彼女のその後は不明である。

 

ジュネというキャラにはアテナの聖闘士としての側面は描写されていない。

彼女の言動はそのほとんどが瞬への想いによるものである。

 

元々が、瞬とアフロディーテの因縁を深めるためにダイダロスと共に用意されたキャラなので、12宮編で瞬が師の仇を討った以上はジュネが作中に登場する意義が無いのだろう。

 

ちなみにジュネの鞭だが、腰パーツ後部にセットして左太ももに巻き付ける仕組みになっている様だ。

瞬がジュネを抱えるシーンでは鞭は上記の様になっていた。

ジュネが瞬を説得しているシーンでは鞭は部屋にあったミニ丸テーブルのそばに投げ捨ててあったので、瞬が当て身を食らわせた後に太もも巻きにしたのだろう。

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