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​白鯨星座のモーゼス

聖闘士の掟を破り私闘を演じた星矢たちを抹殺するために日本にやって来た白銀聖闘士のひとり。

 

巨体で隻眼という歴戦の勇士のような出で立ちだが年齢は17歳。

この漫画は見た目と実年齢のギャップが激しいキャラが多いが、モーゼスもその一人だろう。

登場シーンも派手で、二つに割れた大海の底を威風堂々と歩いてやって来るという大物感漂うものであった。

​強大なパワー

​そしてアステリオンとのコンビ

もしかしたらミスティ、バベル、モーゼス、アステリオンの4人は、それぞれが星矢、氷河、紫龍、瞬と戦う予定だったのかもしれない。

モーゼスが仕留めたのはドラゴン紫龍である。

(正確には魔鈴の指示とムウの幻影に踊らされ、紫龍と思い込んで暗黒聖闘士を仕留めたのだが)

龍も鯨も水に因んだ生物であるため、もし紫龍と戦っていたらそれはそれで面白いバトルになっていたかもしれない。

実際にモーゼスが戦った相手は魔鈴と星矢である。

 

必殺技のカイトススパウティングボンバー受け身のとれない強烈な投げ技で、鯨が噴き出す潮のごとく宙高く飛ばされ、落下したところに待ち受けるモーゼスの拳を食らうという力技だ。

パワーファイターのモーゼスらしい豪快な技であり、背景イメージも荒波の中で潮を噴き上げる巨鯨である。

この技を食らった魔鈴も星矢もなす術が無かった点を見ると、返しや脱出は至難の業なのだろう。

 

モーゼス単体でもかなりの強さなのは容易に推察できるが、作中では同胞のアステリオンがサトリの法でサポートしているため、更に手が付けられない。

事実、白銀聖闘士の中でも実力者の魔鈴ですら、モーゼスとアステリオンのコンビには一度は完敗している。

 

人質となった魔鈴を救いに来た星矢とはアステリオンのサポート抜きでのタイマン勝負を繰り広げたが、KSB2発で星矢をKO寸前に追い込んだ。

だが、とどめの一撃を放つ際に「魔鈴が星矢の姉である」と口走ったため、(実際には別人だったが)瀕死の星矢が姉弟愛パワーを発動して一気に逆転を許してしまう。

 

どういう原理か不明だが星矢は翼を得たかのごとくKSBから抜け出し、モーゼスの拳を粉砕、流星拳を叩きこんだ。

さらには大技ペガサスローリングクラッシュを繰り出し、パワーファイターのモーゼスを力技で沈めたのだ。

 

モーゼスは九分九厘勝利を掴みかけていただけに、たった一言の失言が惜しまれる。

とはいえ、白銀聖闘士の強大さを十分に見せつけたキャラであるのは間違いない。

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