
烏座のジャミアン
教皇の命を受け、銀河戦争の舞台であるグラードコロッセオの破壊とアテナの化身城戸沙織の拉致を目的に日本にやって来た白銀聖闘士のひとり。
無数のカラスを自在に使いこなす作中でも珍しい動物使役タイプのキャラである。
なおジャミアンはカラスたちを「兄弟」「かわいいヤツら」と呼んでいるので、主従の結びつきは堅いのかもしれない。
カラスを駆使した戦闘スタイル
そのカラスたちは中々有用で、紐を用いた簡易パラシュートによるジャミアンの空中輸送、黄金聖衣の奪回、そして曲りなりにも神である沙織の拉致と八面六腑の活躍を見せている。
さらにジャミアンが星矢や沙織に攻撃命令を発しているシーンもあるので、ある程度の戦闘能力もあると思われる。
沙織を追ってきた星矢の流星拳によってカラスたちは四散したが、その黒羽が星矢の体にまとわりついて自由を奪った。
「とても重く息も出来ない」と星矢が述べている。
ジャミアンによればこの一連の流れは計算づくのようだ。
さらに追い打ちをかけるように必殺技のブラックウィングシャフトという蹴り技を放つ。
その後も身動きできない星矢めがけて蹴りを放つが、作中での攻撃シーンはとにかく蹴りばかりである。
しかし星矢の不屈の闘志はここでも発揮され、ブッラックウィングをはじき返された。
その余波でジャミアンも吹っ飛ばされて岩に顔面をぶつけ、そこが少々赤くなっているのがカッコ悪い。
さらに流星拳で沙織をさらったカラスも撃ち落され、まんまと沙織を奪い返されてしまった。
その際に遠距離から1羽残らずカラスを撃ち落した星矢に驚愕している。
その後シャイナの登場により進退窮まった星矢は、沙織を抱いて300メートルの崖下へ流星ダイブを敢行。
この星矢の行動にまたもジャミアンは驚いている。
沙織にタジタジ
そして一輝にぶっ飛ばされる
星矢と沙織を追ってジャミアンもカラスに運ばれて崖下へ降りるが、アテナ沙織のビッグな小宇宙の前にタジタジになる。
このジャミアンという男、とにかく驚いてばかりである(笑)
その沙織の力によって忠実なカラスに逆に攻撃されるという憂き目にあり、さらには富士の地底から舞い戻った一輝が登場する。
ジャミアンにすれば状況が次々と流転しているので頭の中は相当パニックだろう。
ジャミアンは沙織が真のアテナであることを知らないため、得体のしれない小娘という認識だろうし、さらにはどこの馬の骨かもわからない乱入者(一輝)にぶっ飛ばされるという散々な目にあった事になる。
本人は教皇の命を忠実に遂行しようとしただけなので余計不憫である。
ちなみにジャミアンはマスクを外すシーンが無いため正確な髪型は不明だが、おそらく禿頭(ハゲ)の可能性が高い。
もしそうなら辰巳と並ぶ貴重なハゲキャラという事になる。