
大熊星座の檄
ベアーの青銅聖闘士。
城戸光政の100人の子の1人。
作中での立ち位置は邪武や市たちと同じく青銅2軍。
青銅聖闘士の中では巨体の部類に入るが、檄の身長188cmは黄金聖闘士の面々とさほど変わらない。
まだ15歳なので成長期という事もありこれからさらにデカくなるのだろうか。
最大の武器はその二本の腕
銀河戦争では星矢の初戦の相手として登場。
巨体を活かしたタックルから必殺のハンギングベアーへの見事な繋ぎを見せた。
本人も述べているが、檄の最大の武器はキックやタックル以上のパワーを持つ2本の腕である。
檄の修行の地ロッキーの森林で野生の大熊を何万頭も絞め殺したらしい。
檄自身もその2本の腕が聖闘士の証であると誇りを持っている様だ。
しかし星矢の不屈の闘志によって逆に檄の手首の原子は砕かれ、ハンギングベアーを振りほどかれてしまう。
そして目にもとまらぬ速さの蹴りを数十発も浴び、立ったままKO負けを喫した。
この試合を観戦していた他の聖闘士たちには「敵は聖闘士。所詮クマを相手にするのとはわけが違う」と厳しい評価を下された。
ちなみに上記のセリフを吐いたのはおそらく瞬と思われる。
ちなみにこの試合は聖闘士の攻撃力を数値化したファイティングデータが随所に登場するが、作中年代は昭和でありながらこれほどのハイテク技術を有するグラード財団の凄さが際立つ。
余談だが万が一檄が星矢に勝利したとしても、次戦の相手は紫龍、その次は市を倒した氷河という組み合わせである。
檄が優勝する望みはほぼゼロと言っても良い。
やはり巨漢キャラはかませ犬なのか?
その後は聖域編半ばに他の2軍メンバーと共に再登場を果たす。
雑兵4人相手にハンギングベアーを仕掛けている描写があり、この技は相手が複数であっても決めることが可能の様だ。
雑兵4人相手にハンギングベアーを仕掛けている描写があり、この技は相手が複数であっても決めることが可能の様だ。
辰巳の指示で闘技場にとめてあるジェット機から射手座の黄金聖衣を運んでくるというパシリの役目も果たしている。
かつては銀河戦争の優勝賞品だったその聖衣だが、真の勇士アイオロスの形見でもある。
いち青銅聖闘士に過ぎない檄にとっては畏れ多い役目だったのかもしれない。
それ以降はこれと言った出番も無く、ハーデス編終盤で魔鈴や他の2軍メンバーと共に星華の盾になってタナトスの攻撃を防いだシーンくらいである。
車田漫画において巨漢キャラはかませ犬という法則があるが、アルデバランやオックスに比べると檄はかませにもならない。
やはり必殺技が絞め技だとパワーファイターご自慢の強大な破壊力の描写が難しいのかもしれない。
銀河戦争の時の様にその威力を数値化して読者に伝えられるのならまだしも、それ抜きでは難しいだろう。
この先檄に出番はあるのか、出番はあっても戦闘シーンを与えてもらえるのか・・・。
檄が誇りとする2本の腕だが、その誇りを見せる機会が訪れる可能性は限りなく低い。